マンタポイントへ行く前に是非知っておいてほしい、マンタウォッチングのルール!
こんにちは!海講座のりょうです!
この記事を読んでおくとマンタウォッチングがさらに楽しくなりますよ!!
石垣島のマンタについて
実は一般的には”マンタ”と呼ばれるのは2種類います。
標準和名「オニイトマキエイ」「ナンヨウマンタ」
石垣島のマンタは「ナンヨウマンタ」 大きくても最大5メートルとオニイトマキエイよりは小さめです。(それでも大きい!)
寿命はおよそ20年ほど。 エサはオキアミやプランクトン。 魚類の中では最も知能が高い種の1つとされています。
毒針はないので近づいてきても安心(間違っても食べられたりしません!)
マンタが身体のお掃除をする場所(クリーニングステーション)の近くで待つことにより、高確率でマンタと会うことができます。
詳しくはPADI News 「マンタは実は2種類いる! それぞれの標準和名も正式決定!」を参照ください。
石垣島のマンタはスノーケル、体験ダイビングでも見れる!
ライセンスを持っているファンダイバーはもちろん、スノーケルや体験ダイビングでもマンタを見ることはできます。
その訳は
マンタが泳いでまわるのは水深5-10M程。
ポイントの深いところは実は25-30Mもあるんです!
でも浅い場所は5Mくらい。
マンタも浅いところを泳ぐので、スノーケルは水面から見ることができちゃうんですね。
体験ダイビングも12Mまでと深度が決められていますが、マンタがまわる根はそれより水深が浅いため大丈夫なんです。
贅沢なスノーケリングとダイビングですね!
*マンタポイントでスノーケルするときはスキンダイビング(素潜り)は禁止されてます。マンタを驚かさないでね。
そして、一番行動範囲が広く、深度も気にせず好きに楽しめるのがファンダイビングコース。
一番近くで一番長く高確率でマンタをじっくりと楽しめるのはファンダイビングならでは。
できることならライセンスを取得してファンダイビングでマンタを見ることをオススメします。
マンタウォッチングのベストシーズン
石垣島川平近辺に、マンタを高確率で見ることのできるポイントは2つあります。
マンタスクランブル、マンタシティ。
マンタスクランブルは当ショップオーナー園田真が発見したポイント。
ここ数年で発見された新しいポイント「マンタシティ」もあります。
マンタシティポイントでは、マンタがまわる根が1つ、ボートをとめられる数が5隻までというルールが。
大混雑していると2つのマンタポイントだけでも20隻以上!の船がいるため、当店では待ち時間もなくマンタを高確率で見ることのできる「マンタスクランブル」へ出航しています。
毎日マンタのポイントに行けるの?
結論から言うと、毎日は行けません!(ごめんなさい)
マンタスクランブル・マンタシティ共に島の北側に面しているため、強い北風(2M以上が目安)が続くと行くことができません。
海況が比較的安定している6月ー11月初旬(南風が続く)の間であれば、ほぼ毎日のように出航できます。
マンタウォッチング目的で旅行をするのであれば、6月から11月初旬までがいいでしょう。
特に9月-11月頃はマンタの繁殖シーズン(恋の季節)でもあり、運がよければ一度に10枚以上のマンタを見ることもできます!
ただし、秋から冬に近づくにつれて、台風、北風が吹く日が多くなり、マンタポイントへ行けない日も増えてきます。
「たくさんマンタが見たい!」と枚数を求めるのであれば9月-10月、「高確率でマンタが見たい!」という方は海況が安定している6-10月あたりが狙い目です。
7-8月は夏休みだけあって、家族連れやグループ、団体客など混雑しますので、「マンタが見たい、けど混雑しているのはちょっと・・・」という方は6月の梅雨明け後、もしくは10月 ?11月頭がオススメ。
水温も28度?30度近くあり、夏休みの混雑をさけた石垣島の夏を本格的に楽しめる時期でもあります。
あとは台風だけ気をつけて下さいね。こればっかりは運次第。
*オススメの時期を外した場合でも、海況によってはマンタのポイントまで出航できることもあります。
また、冬場でも捕食中のマンタを見れることもありますので、マンタと会える可能性は年中あるんですよ!
マンタウォッチングの特別なルール
マンタスクランブル・マンタシティともに基本的なルールは一緒ですので、一度目を通しておきましょう!
【基本的には待つ】
マンタが身体のお掃除(クリーニング)をしにくる場所は大体決まっています。
ですので、ガイドについていき、マンタがくる場所の近くで待ちましょう。
マンタは自然の生物です。会えない日だってあります。
運がよければ40分50分ずーーっと飽きるほどたくさんのマンタに会う事だってできます。
ですので、ガイドの指示に従って待ちましょう。
「うーん今日はここには来ないかもな」とガイドが判断した場合は、ほかの場所に移動する場合もあります。
マンタスクランブルには、アオウミガメの寝床があるソフトコーラルエリアや10M以深にネムリブカ(サメ)がいたりすることもあります。
5-10Mくらいの岩場にもハマクマノミやカクレクマノミ、小さいウミウシなんかもいて、実は泳いでまわるのも結構楽しいポイントでもあるのです。
ただ、あんまり泳ぎ回るとエアーの消費も早くなりますし、マンタを待つ時間も減ってしまいます。
そういった理由から、ずっと泳いでまわる!というより”待つスタイル”になります。
*マンタのポイントだけど他の生物も見たい!という方はガイドにリクエストしてくださいね。
【追いかけない、さわらない、根の上・マンタの上に自分から行かない】
「マンタだ!」 水中では会話ができませんので、ガイドは指をさしたり、”カンカンカン!”とタンクを叩いたりベルを鳴らしたりして、マンタの存在を教えてくれます。
ここで守ってほしいルールがいくつかあります。
・追いかけない
・さわらない
・根の上&マンタの上に自分から行かない。
マンタって実は驚くほど近くに寄ってきてくれます。
ですので、ぼくらがその進路(通り道)を邪魔してしまうと、逃げて行ってしまいます。
自分から追いかけない、さわろうとしない(さわれるくらい近くを通ることもあります!)、わざと大きな泡をつくって驚かせたりするようなこともやめましょう。
中にはダイバーの泡を好んでか、寄ってくるマンタがいるのも事実です。
が、基本的なルールは守って、みんなで楽しくマンタウォッチングしましょう。
あとはガイドと同じ深度と保つようにしてください。中性浮力大事!
ガイドは常にマンタがくる根より下で待っているので、目安になるでしょう。
「もしマンタがこっちに向かってきたら?」そんなこともあります。
そういうときはゆーーーーっくり息をはいて深度をさげてください。
向こうの進路を邪魔しなければそのまま真上を通過してくれます。
*あまりに自分より下の深度をマンタが通過しているときは無理に深度を下げる必要はありません。
まとめ
いかがでしたか?
「たくさんルールがあるんだな?」「マンタも大変だなこりゃ」と色んな意見があるかと思います。
地域によってダイビングのルールも違いますので、石垣島でダイビングされる際の参考にしてみてくださいね。
以上、マンタウォッチングの大事なルール!を海講座スタッフのりょうがお届けしました!
それではまた!